Vol.194 2012.5.11

 徳島県の過疎集落がにわかに注目を浴びています。
 のどかな風景に囲まれた集落の古民家の庭や各部屋において、パソコンの画面を見つめながら文字や数値を打ち込んでいる数人の若者。実は、皆さん都会にある本社とリアルタイムで情報交換、データ共有しながら仕事をしているんです!

 近年、高度な情報通信技術を活かし、本社に通勤しなくても自宅や営業先などでパソコンを使って仕事を行う「テレワーク」や、高速情報ネットワークによって本社と結ばれた事務所で働く「サテライトオフィス」勤務がどんどん増えています。

 いずれも、時間の有効活用に加え、「東日本大震災」で気付かされた「リスク分散」の観点からも、首都圏の企業を中心に新しい形の勤務形態として導入が進んでいますが、こうした本社と離れた場所で仕事をするには、常に連絡を取り合える「無線LAN」や光ファイバーによる「高速ブロードバンド環境」が欠かせません。

 ブロードバンド環境と言えば、皆さんご存知でしょうか?徳島県が全国屈指の整備状況にあることを!平成23年7月の「地上デジタル放送」移行後も、県民の皆様が安心してアナログの時と同様にテレビ放送を見ることができるよう、全国に先駆けて「全県CATV網構想」を推進し、平成22年度末までに県内全市町村への整備を完了した結果、同時に「高速大容量のブロードバンド環境」も手にすることができたのです。

 そこで、本県では、この全県に整備されたブロードバンド環境を活用しない手はない!と、「とくしま集落再生プロジェクト」の中核となる取組みとして、過疎地域への「サテライトオフィス」誘致の実証実験を行ったところ、澄んだ空気や美しい景観など「癒しの空間」と、都会とは比較にならない「高速のインターネット通信」が見事に共存する優れた環境に、参加された皆さんから感嘆の声が上がり、すぐさま複数の企業が本格的に事業展開することとなりました。さらに現地雇用も実現するなど、過疎地域の経済雇用に新たな追い風が吹き始めています。

 サテライトオフィスに勤める皆さんは、「川が歌っている!星が踊っている!」と表現されたように、鳥のさえずりや川のせせらぎ、新緑の香り、四季折々の花、そして新鮮で美味しい食の数々など、五感を刺激する魅力あふれる環境に創造力をかき立てられ、次々と新しいアイデアがあふれ出ること間違いなし!聞くところによると勤務時間前後のサーフィンや農作業、休日のイノシシ狩り?など、徳島ならではの贅沢な時間を楽しまれる方もいらっしゃるとか。

 こうした画期的な取組みは、多くのメディアの関心を集めることとなり、今や本県の過疎地域は全国の注目の的。少子高齢化や人口減少が急速に進行する過疎集落において、サテライトオフィスは若者をはじめとする雇用の拡大、地域の再生・活性化、さらには新たなライフスタイルの提案、文化の継承にも繋がる、一石二鳥ならぬ三鳥、四鳥にもなる大きな可能性を秘めています。

 徳島県では、これからも県民の皆様と力を合わせ、サテライトオフィスの誘致をはじめ過疎集落を「未来を拓き笑顔あふれる集落」へと生まれ変わらせる様々な取組みを推進するとともに、「課題解決先進県」として、集落再生に結びつく具体的な「処方箋」を全国、世界へと発信してまいります!

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Vol.193 2012.4.27

 「四国三郎・吉野川」には、世界的な彫刻家、故イサム・ノグチ氏が制作した親柱(欄干の端にある太い柱)で有名な「阿波中央橋(トラス橋)」や、景観にも配慮した柔らかな曲線の「西条大橋(アーチ橋)」など多彩な橋が架けられており、道路橋・歩道橋あわせて、その数はなんと33!それも全て異なる工法で設置されており、県民の皆様の吉野川への愛着、橋にかける想いがとても深いことが伺えます。

 その吉野川に34番目となる新たな橋が完成しました。去る25日に開通したその橋は、シオマネキをはじめとする希少種が生息し、様々な鳥類が訪れる広大な干潟がある吉野川河口域を横断することから、干潟には橋脚を設置せず、かつ鳥類への影響を最小限に抑えるため主塔を低くするとともに、ケーブル段数も一段に抑えた「ケーブル・イグレット(Egret=しらさぎ)」工法を採用。県内外の多くの皆さんに親しんでいただけるよう、橋の名前も全国公募で「阿波しらさぎ大橋」に決定しました。

 この「阿波しらさぎ大橋」の開通前となる22日に、「歩き初め」ならぬ「走り初め」という貴重な体験をしたのが、第5回記念大会「とくしまマラソン2012」のランナーの皆さん。当日は残念ながら強い雨、風となりましたが、参加者をはじめ地域の皆様の多大なご理解、ご協力のもと、過去最高となる約1万人の皆様に、新たなコースとなった「春の風物詩」とくしまマラソンを楽しんでいただきました。

 また、「春の・・・」と言えば、「春の阿波おどり」で親しまれている「はな・はる・フェスタ2012」。有名連の磨き抜かれた技を間近に観られる「阿波おどり春舞台」をはじめ、恒例の「徳島ラーメン博覧会」や「物産展&グルメストリート」のほか、今回は「第15回」を記念し、「15(いち・ご)」にちなんだ限定「いちご」オリジナルスイーツを販売する「はな・はるスイーツ展」や、県内外から集結した「ゆるキャラ」との交流・撮影会といった、新たな試みで盛り上がりました。

 この期間中は他にも、県産の新鮮な野菜や果物などを販売する欧風産直市「とくしまマルシェ」や、LEDを使ったアート作品で幻想的な水都を表現した「徳島LEDアートフェスティバル2013HOP」など、多彩な催しが繰り広げられました。(残念ながら22日は荒天のため多くの催しが中止となってしまいましたが。)

 加えて、ゴールデンウィーク期間中となる5月3日から5日までの3日間には、アニメの祭典「マチ☆アソビVol.8」の開催が決定!ひょうたん島周遊船「橋の下美術館」やアニメ主題歌の「ライブ」、声優による「トークショー」など、徳島中心市街地一帯で数え切れないほどのイベントを繰り広げるとともに、今回は3月18日にオープンした「ユーフォーテーブル シネマ」でもアニメの先行上映を実施するなど「日本アニメの最先端を体感するなら徳島!」を強力に発信していきます。

 こうしたにぎわいを反映して、東新町一帯では若者をターゲットとしたスイーツ専門店が続々とオープン!年間を通じた魅力あふれる多彩なイベントによって波及効果が生まれ、街に活力が戻りつつあります。

 阿波しらさぎ大橋で採用した「ケーブル・イグレット」は、しらさぎが「翼」を広げて飛び立つ姿に似ていることから名付けられた工法。これからも、知恵を絞り、工夫を凝らして、本県が持つ類い稀な潜在力という「翼」を大きく広げ、「宝の島・とくしま」の実現に向けて大きく羽ばたいていきますので、県民の皆様のお力添えをよろしくお願いします。

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Vol.192 2012.4.13

 今、皆さんの回りにはどのような「木」がありますか?
 見渡すと、庭の木や観葉植物をはじめ、家の柱から鉛筆に至るまで、私たちの生活のあらゆるところに「木」はとけ込んでいます。

 特に、四季があり、年間を通して気温や湿度が大きく変化する日本では、自然な感触やぬくもりに加え、断熱効果があり、水分を吸収、放散する調湿機能を持っている木が、古来より主たる建築材として使用されてきました。

 また、生態系に大きく影響を及ぼすとともに、昨年から今年にかけての異常な寒さを引き起こしたとされる「地球温暖化」への対策としても、二酸化炭素を吸収する環境に優しい森づくりが改めて見直されています。

 緑豊かな徳島県は、県土の75%が森林という「森林大県」であり、中でもスギが森林面積の約45%を占めています。そこで、県では、この豊富な資源を有効活用するため、平成17年度から「林業再生プロジェクト」を展開。それまで切り捨てられていた間伐材を活かす道筋をつけるとともに、平成19年度からは「林業飛躍プロジェクト」のもと、建設業の林業参入を支援する一方、様々な木材の「根元から梢まで」をくまなく加工できる技術を構築し、まさに、「再生」から「飛躍」へと林業の活性化を図ってきました。

 こうした切れ目のない対策が功を奏し、平成16年度から平成22年度までのわずか6年で、間伐材の生産量は3倍以上!これまで減少し続けていた林業従事者も、平成17年の604人から平成22年には837人と、今、若い人をはじめ山で働く方が増えてきました。そこで、さらにこの流れを確実なものとするため、平成23年度から新たに「次世代林業プロジェクト」を展開。徳島すぎをはじめとする県産材の供給が一層加速しています。

 そうなると、次に鍵を握るのは県産材に対する「新たな需要」。消費者の皆さんの多様なニーズに的確に応え、高品質な製品を生み出すことで、より多くの方に選ばれる木材を提供する必要があります。そこで、去る11日、県産材に係る「技術的な課題の解決」や、「魅力的な商品の開発」を実践する拠点「木材利用創造センター」を開設しました。

 このセンターは、新商品の開発を支援する「商品開発機能」はもとより、県産材の強度や耐久性などを測る「性能評価機能」、最新の研究成果を発信する「情報発信機能」、林業や建築に携わる方が木材特性について学べる「人材養成機能」の4つの機能を有しています。

 また、徳島大学、鳴門教育大学といった高等教育機関をはじめ、林業や木造建築などに関わる企業、NPO団体の皆様に研究・活動フィールドを提供し、産学民官が連携して共同研究や商品開発を進め、まさに県を挙げて県産材の魅力を高めていく体制が整いました!

 今後、より多くの方に県産材を使用した製品に親しんでいただき、いつか皆さんの生活を取り巻くあらゆる木が徳島生まれとなる日を目指して、徳島の「林業復権」に全力で取り組んでまいります。皆さんも、「家を建てる」、「リフォームを行う」という時は、ぜひ「徳島すぎ」をはじめとする県産材をご利用くださいね。

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Vol.191 2012.3.23

 「日本を代表する花と言えば?」
と聞かれると、多くの方が「桜」を思い浮かべるのではないでしょうか。

 日本最古の史書「古事記」や「日本書紀」、歌集「万葉集」にも桜の記載があるほか、桜の花を眺めながら、お弁当を広げたり、お酒を楽しむ「花見」は、私たち日本人ならではの慣習としてしっかり根付いています。また、各地の開花予想日を結んだ「桜前線」や、桜の「開花」、「満開」などは春の定番ニュースの一つになっていますが、花の咲き具合を「何分咲き」といった細かな表現で刻一刻と報道する国は世界的にも珍しいそうで、いかに日本人にとって桜が特別な存在であるかがわかりますね!

 ところで、「ソメイヨシノ」や「ベニシダレ(しだれ桜)」をはじめ、桜には数百に及ぶ種類がありますが、徳島ならではの桜と言えば「蜂須賀桜」。江戸時代まで徳島城御殿にあったこの桜は、廃藩置県により最後の徳島藩主となった蜂須賀茂韶(もちあき)が、重臣の原田一平にその後を託したとされ、現在も、国の登録有形文化財に指定されている「武家屋敷・原田家」で、例年2月下旬頃から約1ヶ月間、美しい花を咲かせています。

 JR阿波富田駅から南に徒歩5分、この原田家は、NPO法人「蜂須賀桜と武家屋敷の会」の皆様によって毎年3月に一般公開されており、今年は17・18日の2日間、抹茶とぜんざいが振る舞われ、樹齢250年と言われる蜂須賀桜を目当てに多くの方が訪れました。私も公務の合間をぬってお伺いしたところ、花はまだ3分咲きくらいでしたが、淡い紅色の花は、上品さと可憐さを兼ね備えており、観る者にひと時の癒し効果を与えてくれます。

 また、蜂須賀桜は、平成11年に苗の育成に成功して以来、 徳島中央公園の助任川周辺や県内各地の遍路道沿いのほか、東京や大阪といった県外にも数多く植えられています。去る2月19日には、とくしまマラソンのコースとなる吉野川の河川堤防沿いの「四季彩マラソンロード」に、皆さんと一緒に12本の苗木を植樹したところであり、徳島ゆかりの名前を冠した桜が本県を中心に全国に広がり、ソメイヨシノと並び「日本の春を彩る桜の代名詞」になる日も、そう遠くはないのではないかと今からワクワクしています。

 さて、「とくしまマラソン」と言えば、今年4月22日は記念すべき第5回大会。そこで、ゲストランナーに、お馴染みの金哲彦さんに加え、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト、「Qちゃん」こと高橋尚子さんをお迎えするとともに、大会参加者を全国有数となる1万人規模に拡大し、「四国三郎・吉野川」に新たに架かる「阿波しらさぎ大橋」を走り初めする新コースで開催します。また、初の試みとして、徳島県と友好提携を結んでいるドイツ・ニーダーザクセン州と中国・湖南省からもランナーをお招きし、いよいよ国際大会にジャンプ!と、弾みがつけばと期待しています。

 インターネットのマラソンサイト人気ランキングでは、第1回大会より常に上位をキープ!これも、ボランティアの皆さんによる優しく丁寧な対応をはじめ、地域の皆さんがおもてなしの心で情熱あふれる応援を展開してくださっているお陰です。

 第5回を迎えて、ますます進化していく「とくしまマラソン」。春の風物詩として日本はもとより、世界中のランナーに注目される大会へと一層進化させるべく、さらなる創意工夫を凝らしてまいりますので、今後も、皆さんのご支援、ご協力よろしくお願いしますね!

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Vol.190 2012.3.9

 先月、フジグラン北島で、「がんばろう日本!がんばろう東北!」を合い言葉に、全国各地の障害者就労支援事業所や授産施設で働く人たちの手作り商品を集めた「全国ナイスハートバザール in とくしま」が開催されました。

 会場には、復興の願いを込めた「まけるもんか岩手!マグカップ」や、ひまわりの種を同封した「復興支援カンバッチ」など、被災地を応援する様々なグッズのほか、パンやクッキー、新鮮な野菜といった食品、藍染めをはじめとする手作りの工芸品、雑貨など、114団体から1,000点を超える商品がずらり。私も全国各地の魅力的な商品を前に足が止まり、気がつけば両手一杯に買い込んでいました。

 中でも特に目を引いたのは、本県の障害者授産施設が創った独自ブランド「awanowa(あわのわ)」。新たに開発した、すだち・ユズ風味の和三盆菓子「あわしずく」や、刻んだユズの皮を練り込んだ洋風せんべい「あわまい」をはじめ、米粉を活用したサブレ「和三盆コロン」、なると金時やユズのあんが入った「どら焼き」など、いずれも県産品を使ったスイーツが所狭しと並べられていました。さらに、「awanowa」には食品以外にも、藍染めのマスコット「藍ずきんちゃん」や「藍ねこ」といった徳島ならではのグッズが多数あり、買い物客で大いに賑わっていました。

 本県では、このような商品の販売以外にも、障害のある方が運営する喫茶店やお弁当屋さん、日本初となるJR駅構内のそば屋さんなど、全国のモデルとなる多様な形態の就労が実現しています。

 加えて、障害者就労支援事業所や授産施設が連携した共同受注・販売の展開、インターネットを活用した販売手法の導入など、様々な取組みを促進してきた結果、障害者施設における月額平均工賃が、平成20・21年度は全国第3位、さらに平成22年度には第2位に浮上!障害者の皆さんの笑顔と自信に繋がっています。

 このように、県では、これまでも障害者の皆さんの生きがいづくりをしっかり応援するとともに、「障害があるということは一つの個性なんだ」という認識で、子どもの頃からその能力を育み、伸ばしていくため、特別支援教育の充実に力を注いできました。

 こうした中、発達障害のある方に対し、福祉や医療、教育に加え、将来の自立を想定して「就労」までをトータルサポートするため推進してきた「ハナミズキ・プロジェクト」が、いよいよ結実する時がきました。新たに小松島市に開校する特別支援学校「みなと高等学園」を中核拠点に、総合相談窓口となる「発達障害者支援センター」、医療面での支援を行う「徳島赤十字ひのみね総合療育センター」、子育てをサポートする「徳島赤十字乳児院」の4施設を結集させた、全国に類をみない「発達障害者総合支援ゾーン」が今年4月から本格始動します。

 今後も、障害の有無にかかわらず、徳島の、そして日本の将来を担う子どもたち一人ひとりの個性や特性に応じた、きめ細やかな教育や医療サービスを展開するとともに、ハローワークをはじめ関係機関と連携した障害のある方への就労支援、そして「平均工賃日本一」を目指し、授産製品のブランド化、販路拡大を加速させ、障害者の皆さんの自立と社会参加にしっかり結びつけていきます。

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Vol.189 2012.2.24

 手洗い、うがいをしっかり!マスクも忘れずに!
 「耳にタコができた」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、今冬は、例年にも増して全国各地でインフルエンザが流行しています。徳島県も1月中旬以降、子どもを中心に患者が急増。調査の結果、過去5年間の中で、新型インフルエンザが流行した平成21年度を除いて、幼稚園や小学校などの休園・休校、学級閉鎖が圧倒的に多くなっています。

 国立感染症研究所によると、このたびのインフルエンザは約9割が「A香港型」であり、実に5年ぶりの流行のため、患者の半数あまりが10歳未満と、特に免疫力の弱い子どもを中心に感染が拡大。インフルエンザは通常3月末頃まで猛威を振るうため、まだまだ気を緩めることなく十分に注意してくださいね。

 また、インフルエンザをはじめ病気にかかることなく、元気で活力に満ちた生活を送るためには、日頃から、自分にあった適度な運動と十分な睡眠、そしてバランスの良い食事で体の抵抗力を高めておく必要があります。

 食事と言えば、「関西の台所」を担う農林水産物の宝庫・徳島県。日本屈指の日照時間と肥沃な土壌により、年間を通じて県内外に「高品質な農産物」を提供しているほか、京都の祇園祭、大阪の天神祭りで欠かせない「ハモ」の多くは徳島産であり、弾力性のある身と皮、上品な味わいで、全国トップクラスの生産量を誇っています。また、出荷量日本一の地鶏「阿波尾鶏」は一般ブロイラーと比べて脂肪が少ない上に、旨み成分であるグルタミン酸やイノシン酸が豊富で、美味&ヘルシー!

 こうした「安全安心で新鮮、かつ美味しい」徳島ならではの食材を、ぜひとも、より多くの方に味わっていただくため、去る2月7・8日、国内の大消費地である「東京」、「大阪」において、今回初めて、ホテルやレストランといった「飲食店関係者」を対象とした「とくしまブランド・トップセールス」を開催しました。

 会場では、「なると金時」や「はも」、「阿波尾鶏」などの本県を代表するブランド品目を中心に、東京では「生しいたけ」や「なのはな」、「すだち」を、大阪では、「れんこん」、「ねぎ」など、いずれも厳選した徳島の誇る品々を多数ご披露。実際にその美味しさを実感いただくため、「とくしまブランド特使」である料理研究家の浜内千波さんや徳島でホテルの総料理長を務められたことのある齋藤善嗣さん、さらに、日本野菜ソムリエ協会メンバーの「なっ!とくしまソムリエ」の皆さん、それぞれご提案いただいた料理の試食を通じて、徳島県産食材の魅力を十二分にアピールしてきました!

 中には、「れんこんとイチゴのサラダ・ミルフィーユ仕立て」という意外な料理も!徳島産れんこんの「うり」である透き通るような「白」と、イチゴのみずみずしい「赤」のコラボレーションが見た目大変美しく、独特の食感ととびきりの美味しさで大好評でした。

 これからも、「関西の台所」である徳島が、まさに「日本の台所」となるよう、ブランド産地・徳島の存在を強力にPRし、「もうかる農林水産業の実現」に向け、一層の競争力の強化を図っていきますので、皆様の応援をよろしくお願いします。

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Vol.188 2012.2.10

 世界各地で、その国の将来を担う若者が「将来への夢や希望を持てなくなっている」との声を聞きます。イギリスやアメリカでは昨年、就職難と貧富の格差に対する若者達の不満が最高潮に達し、怒りが暴動やデモという形になって国内各地に広がっていきました。

 日本においては、「東日本大震災」からの復興に向けた動きがある一方で、百年に一度の経済危機に、欧米の財政・金融不安を背景とした歴史的な円高が拍車をかけ、その結果、生産拠点の急激な海外流出を招くなど、経済雇用情勢は先が全く見通せない厳しい状況です。

 このため、徳島県では若者をはじめとする雇用を守るため、「企業の国内立地を本県が何とか牽引できないか!」との強い覚悟で、オーダーメイド型の誘致施策をはじめ、「世界に通じる先端技術」や「競争力」を持つ企業の立地を積極的に展開する一方、「県内企業を何としても守るんだ!」との決意で、いち早く「東日本大震災」に対応した企業支援策を創設し、県内経済の活性化と雇用の確保に努めてきました。

 その結果、平成23年平均の「有効求人倍率」は0.88。平成22年と同様、「全国4位」になっています。昨年の本県の企業倒産件数も過去10年で最少だった一昨年の56件をさらに下回る46件と、「全国で2番目に少ない数」となりました。

 こうした県内企業の類い稀な頑張りと、若者をはじめ有能なスタッフを求めている切実な現状を受けて、県においては広く産業界のニーズに適応した実践的な人材の育成、集積を一層加速させ、本県経済の活性化にしっかりと結びつけていくことが重要と考えています。

 そこで、県内の高校、大学卒業予定者等を対象とした様々な「就職マッチングフェア」や「就職力アップセミナー」を実施する一方、県外の大学に通う学生に徳島で就職いただく「U・Iターン」を促進するため、昨年12月から順次、「龍谷大学」、「関西学院大学」、「立命館大学」とそれぞれ就職支援協定を締結。今後、各大学キャンパス内で本県の企業による合同説明会を開催したり、県内企業における就業体験(インターンシップ)を積極的に展開することで、「雇用のミスマッチ」を解消し、より多くの学生の皆様に納得して徳島で就職いただけるよう取り組んでいきます。

 加えて、平成25年4月に開校する「中央テクノスクール」では、ICTといった「時代にマッチした訓練の実施」をはじめ、実践的な技術・技能を身につける「資格取得訓練の充実」、先端技術や最新情報を学ぶ「フロンティア講座の開設」などを行うこととしており、これに先駆け、中央テクノスクールに隣接し、今月末に完成する「徳島経済産業会館(愛称:KIZUNAプラザ)」に入る徳島商工会議所をはじめとする経済、技能関係9団体と、去る2月2日「産業人材の育成に関する支援協定」も締結したところです。

 今後も、若者をはじめ県民の皆様が、自らの能力を存分に発揮できる仕事と出会う機会づくりに努めるとともに、企業の皆様が真に求める人材の育成に迅速に対応することで、人と企業がベストマッチングし、誰もが将来の夢や希望を抱くことのできる徳島の実現に、全力で取り組んでいきます!

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Vol.187 2012.1.27

 今回のとくめるは記念すべき「200号」!読者の皆さんに支えられて、ここまで続けることができました。本当にありがとうございます。

 「とくめる1号」は平成15年10月10日の発行でしたが、その年は、小惑星探査機「はやぶさ」の打ち上げをはじめ、世界水泳選手権で平泳ぎの北島康介選手が100m・200mともに世界新記録を樹立、見事優勝を果たし、日本中が大いに盛り上がりました。県内においても、「ねんりんピック徳島2003(第16回全国健康福祉祭徳島大会)」を開催し、県民の皆さんお一人おひとりの「元気」と「おもてなし」によって大成功を収めたほか、昨年、惜しくもJ1昇格を逃したJリーグチーム「徳島ヴォルティス」の創設に向けて、JFLでの2年連続優勝などを背景に、機運が一気に高まった年でもありました。

 ところで、実はこの1号の前に「創刊準備号」、つまり「とくめる0号」があったのをご存じですか?そのときの「ちょっとひといき」では、次のような、私の率直な気持ちを書かせていただきました。

-「徳島にはなんじゃ無い。」という言葉を、県内でよく耳にします。でも、それは「徳島はもっといいはずだ!」という、県民の皆さんの郷土への強い愛着と向上心の表れと思います。-

 以来、8年あまりが経過し、あらためて徳島を見つめ直すと、「LED王国」をはじめチャレンジ精神あふれる企業の行動力、「阿波女」と働き者の代名詞として表現される女性の皆さんの活躍、ベートーヴェン「第九」アジア初演の地につながる「お接待」の精神など、進取の気質とおもてなしの心に満ちた皆さんの情熱に加え、世界に誇る「鳴門のうず潮」をはじめとする豊かな自然や美しい景観、阿波藍、阿波人形浄瑠璃、阿波おどりなど、徳島ならでは!の芸術文化、「やはり、徳島には類い稀な潜在力が数多くある」と強く実感したのは私だけではないと思います。

 そして、このような「徳島の宝」を、全国はもとより世界に発信し、国内外の皆さんに魅力あふれる徳島の素晴らしさを体感いただくことで、世界中から沢山の人々が訪れる、活気ある県づくりを推進していくべきと、決意を新たにしたところです。

 こうした中、「徳島阿波おどり空港」と中国・湖南省の「長沙黄花(こうか)国際空港」を結ぶ、10日に1度の「定期チャーター便」が、去る23日にスタートしました。

 当初、昨年3月から就航する予定であった「定期チャーター便」ですが、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の影響で延期され、このたび、中国の正月にあたる「春節(旧正月)」にいよいよ就航することとなりました。今回、中国から来県した皆さんには、早速、本場・徳島の阿波おどりによる出迎えや、「渦の道」から臨場感あふれる「鳴門のうず潮」を体感いただき、大いに好評を得たところです。

 今後、この「定期チャーター便」により、年間1万人程度の中国人観光客の来県が見込まれるので、これを契機に、湖南省はじめ中国の「成長力」を着実に取り込み、本県経済の飛躍にしっかりと繋げていきたい!と考えていますので、ご協力宜しくお願い致します。


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Vol.186 2012.1.13

 明けましておめでとうございます。
 2012年がスタートして、はや13日。皆さんはどのような新年を迎えられましたか?「皆が元気で希望あふれる年に!」と、例年にも増して明るい未来を願った方も多いのではないでしょうか。

 さて、今年の干支は「壬辰(みずのえ・たつ)」。「壬」は「妊」に通じ、陰から陽に転じて新たに万物が具現化してくることを表し、「辰」は内にあったものが外に出て活発に動くことを意味します。そこで、壬辰の年は「新時代の幕開けに向けて、従来の社会の仕組みを根本から変える端緒が切られる、つまり、未来への命運を決める年」とされています。まさに「新しい日本の幕開け!」。今年は「日本再生」に向け、地方の知恵と工夫がさらに試される一年になりそうです。

 そこで、県においては、近い将来に必ず起こりうる「東海・東南海・南海」三連動地震を見据え、「地震津波減災対策検討委員会」の中間とりまとめで示された、3つの時間軸による300項目を越える対策について、昨年の6月、9月、11月の3つの補正予算に盛り込むなど、できることから速やかに具体化しています。加えて、今月中に新たな「浸水マップ」を作成して県民の皆様にお示しさせていただくほか、大規模地震や津波の発生に備え、「千年に一度の地震は起こり得るんだ!」を前提とする「徳島県震災対策推進条例(仮称)」の制定を加速していきます。

 また、「地域医療」に関しては、今秋に開院予定の「新・県立中央病院」と「徳島大学病院」が並んで立地しているメリットを最大限活かし、「総合メディカルゾーン」として医師の養成・確保はもとより、救急医療体制の整備や高度先端医療の提供に全力で取り組みます。あわせて、本県医療の「地域間格差」是正の切り札となる「ドクターヘリ」を導入し、県民の皆様の「安全・安心」の向上を図るとともに、関西広域連合の広域医療を担当している県として、2千万府民・県民の助かる命を助ける「救命率の向上」や「後遺症の軽減」、さらには「災害時の孤立集落救援」にも対応してまいります。

 さらに、「百年に一度の経済危機」に加え、「歴史的な円高」により産業の空洞化が懸念される今の日本、「いかに雇用の場を守っていくか」。県ではLEDバレイ構想に基づいて、本県が誇る21世紀の光源「LED」の積極的な販売戦略の展開をはじめ、自然エネルギーの宝庫である徳島の高い潜在力を活用した「自然エネルギー立県とくしま」の促進、農林漁業者が加工、販売まで携わる「6次産業化」の加速、徳島大学工学部への農業系教育プログラム「農工連携スタディーズ」の創設など、徳島の強みを活かした新成長戦略を強力に展開します。

 一方、日本全体に閉塞感が漂う今、これを打ち破り、私たちに勇気や希望、元気を与えてくれるのは、やはり「スポーツ」と「文化」。今春の「第5回記念大会とくしまマラソン2012」は、参加者を1万人に拡大し、新たなランドマーク「東環状大橋(仮称)」を活用するなど、マラソンとしての魅力をさらに進化させていくとともに、秋の「第27回国民文化祭・とくしま2012」では、本県が育んできた文化力を大きく開花させ、「地域の活力と魅力」を創造する徳島ならではの「新しい国民文化祭」を展開することとしています。

 このように、日本をリードする徳島ならではの創意工夫あふれる取組みを実践し、「安全安心対策」や「経済雇用対策」はもとより、人口減少や高齢化、限界集落の進展など、山積する課題に速やかに対応することにより、「課題解決先進県とくしま」として、具体的な「処方箋」を全国、さらには世界へと発信していきます。

 そして、「いけるよ!徳島」を合い言葉に、徳島の持つ類い稀な潜在力をこれまで以上に具現化させ、更なる飛躍を目指して参りますので、今年もどうぞよろしくお願いします!

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Vol.185 2011.12.22

 クリスマスまであと3日となり、都市部はもとより、県内各地で色鮮やかなイルミネーションが見られるようになりました。近年は、消費電力が少なく、耐久性や発熱面で優れるLEDを使った電飾が増え、個人でも気軽に、しかし、本格的にイルミネーションを楽しまれるご家庭が、ほんと増えてきましたね。

 LEDと言えば、世界最大の「LEDメーカー」が立地する徳島県。「LEDバレイ構想」のさらに一段進化したネクスト・ステージに向け、今年7月に「新たな行動計画」を策定するとともに、東京の「新宿パークタワー」と県内の「工業技術センター」に「LED応用製品の常設展示場」を設置しました。また、去る16日に東京で開催し、来年2月1日には大阪で開催する「徳島ビジネスフォーラム」においてもLEDバレイ構想を積極的にPRするなど、「攻めの販売戦略」をこれまで以上に強力に展開しています。

 さて、今年は新たな県政運営の指針である「いけるよ!徳島・行動計画」のスタートの年。徳島の「再生」から「飛躍」、そして「新たな挑戦!」へと取組みをさらに進化させ、LEDをはじめ、「徳島ならでは」の日本をリードする取組みを進めてきました。

 なかでも、今年10月の「中国・湖南省」との友好提携締結については、「新日中友好21世紀委員会」立会いのもと、日中両国の「国家外交行事」として実施したほか、これを機に「徳島阿波おどり空港」と湖南省「長沙黄花(こうか)国際空港」を結ぶ定期チャーター便が、来年1月23日から就航することが決定し、年間1万人の中国人旅行客が来県することが見込まれるなど、まさに「地方外交」の幕開けとなりました。

 加えて、「国際アニメ映画祭」をはじめとするアニメイベント「マチ☆アソビ」や、過去・現代・未来へと進化する「阿波おどり」を表現した「萬(よろず)の民の阿波おどり」のほか、惜しくもJ1昇格は逃したものの、来季への期待が大きく膨らんだ「徳島ヴォルティス」、チーム創設7年目にして悲願の年間総合優勝を手にした「徳島インディゴソックス」、さらには、初めて秋の開催となった「東日本大震災復興支援チャリティ・とくしまマラソン」など、文化、スポーツの両面でも大いに賑わった年でした。

 一方、忘れることができないのが、3.11「東日本大震災」。徳島県では、日本の有史以来初となる都道府県域を越える意思決定機関「関西広域連合」の一員として、全国初のカウンターパート方式による支援をはじめ、「東海・東南海・南海」三連動地震に備えて、これまでの「防災」に加え、「助かる命を助ける」という「減災」の視点を取り入れ、ハード・ソフト両面の対策に着手しました。また、県民の皆様と危機意識を共有するため、「防災・減災フォーラム2011in徳島」の開催や、大地震以降初となる大規模な防災訓練となった「近畿府県合同防災訓練」を本県で実施したほか、昨日21日には新たな想定津波高(暫定値)と浸水予測を独自に試算、公表させていただきました。

 こうした中、去る12月12日、師走恒例となった「今年の漢字」に選ばれたのは「絆」。次点にも「災」、「震」、「波」と東日本大震災を連想させる漢字が続く中、この漢字がトップとなったのは、まさに多くの国民が、このような時にこそ、人と人の強い結びつきが必要であることを再認識したからではないでしょうか。

 明日からクリスマスを含む3連休という方も多いと思いますが、この機会に、ぜひ、ご家族やご友人、地域の皆さんとの「絆」を深められ、ともに笑顔があふれる明るい未来を築いていきましょう!

 それでは少し早いですが、皆さんメリークリスマス、そしてよいお年を!

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«Vol.184 2011.12.9